ゆるゆるニュースウォッチ

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国際報道2016 12月20日 シラスウナギの闇輸出ルート

高騰を続けるウナギ。稚魚であるシラスウナギが世界全体で枯渇している事によるものだが、10年ほど前までほとんど輸入していた台湾のシラスウナギが資源保護のため2007年から輸出中止になった事で拍車がかかった。その為作り上げられたのが闇の取引ルート。

 


11月に解禁になる台湾のシラスウナギ漁。台湾ではシラスウナギの輸出が禁止されているため台湾国内で養殖されているはずだが、多くのシラスウナギは台湾の養殖業者の元には届いていない。ほとんどが密輸されている。

密輸ルートの一つは台湾の金門島まで飛行機で運び、船で手荷物として中国アモイへ。その後香港で梱包し日本へ輸出。自由貿易港である香港を経由すれば合法的に輸出できる。香港の中間業者でシラスウナギを一時的に保管し11月下旬から翌年1月にかけて日本へ直行便で送る。日本に輸入されるシラスウナギの8割を香港からの物が占める。
背景にはウナギに対する日本人の意識が。稚魚で輸入し半年間養殖すれば国産ウナギとして出荷できる。更に需要が集中する夏の土用の丑の日の半年前に多く獲れる台湾の稚魚に取引が集中し価格も高騰。
日本人の偏った需要に対して資源保護の観点から世界からは厳しい声も聞こえてくる。と。

 

土用の丑の日は禁止すべきですね。養殖なんだし。いつ食べても美味いものは美味い。