ゆるゆるニュースウォッチ

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国際報道2017 1月10日 スシと鰹節、日本の食文化

タイの市場に並ぶ魚料理のプラーソム。油で揚げたり生で食べる。生のプラーソムは地元で「白人の足の臭い」と言われるほどの臭い。実は日本のスシの起源の一つとも言われている。

 

プラーソムは鯉の一種等の川魚を塩や米、ニンニク等で漬け込み発酵させ作られる。日本のなれずしとよく似ている。なれずしは元々東南アジアから伝わったと言われる発酵食品。その後日本では発酵させる代わりに酢を使うようになり現在の握り寿司になったと言われている。スシはタイでも人気で海外に伝わった食文化が進化し形を変えて逆輸入されているよう。と。

 

 

フランスでは日本の鰹節が注目を集めているがEU規定によって輸出することができない。そんななか鹿児島県枕崎の枕崎水産加工業協同組合が中心となって鰹節業者数社がヨーロッパで日本の鰹節を広めようと挑んでいる。フランスでは鰹節は日本語のまま使われ、フレンチのシェフや一般の食卓でも使われるようになってきた。しかし市場に出回っているのは韓国産の鰹節。鰹節の人気に目をつけた韓国の業者が輸出している。大量の薪で燻す日本の伝統的な作り方ではEUの食品規制に抵触し輸出出来ない。そこで輸出がダメなら現地で生産をしようと鹿児島県枕崎の鰹節業者等10社が連合を組んでフランスに工場を建設し去年8月から製品作りに取り掛かる。枕崎で鰹節作りを学んだフランス人2人を中心にフランスに水揚げされたカツオを使って作る。目指すのは枕崎で作る最高級の鰹節と変わらない品質。出来上がった製品は韓国製の鰹節しか知らなかったフランス人シェフが驚くほど。鰹節業者はフランス以外にも鰹節の拡販を考えている。と。

 

 

実は調べると鰹節も東南アジア起源説があったりして「日本の伝統的食文化」なんて軽々しく口にできませんな。評価されているのは今の日本の食なんだから伝統なんて持ち出す必要はないんだ。