国際報道2017 3月27日 トヨタとスズキ タッグを組んで巨大市場へ

急速にに拡大するインドの自動車市場。2020年には日本やドイツを抜き中国アメリカに次ぐ世界3位の巨大市場になると見込まれているが大きな問題も。市場の拡大に伴って交通事故が急増し犠牲者の数は年間14万人に達し世界最悪。街中では交通事故で大破した車がそのまま放置されているのがよく見られる。さらに大気汚染も深刻で今や中国と並ぶ世界最悪のレベル。インド政府はこれらの対策の為に車の安全性能と環境性能の規制を強化する方針を打ち出した。

この規制強化をビジネスチャンスと捉えているのが先月業務提携の合意を発表した。低価格の小型車で販売を伸ばしインド国内シェアの半分近くを占めるスズキはトヨタの協力で規制強化に対応する技術開発を進めようとしてる。一方でインドでの販売台数がスズキの10分の1程度のトヨタは巨大市場への足掛かりを築く狙い。今月9日には鈴木修会長と豊田章男社長が揃ってモディ首相と会談。政府は両社の提携がインドの発展に寄与することを期待すると言う声明を出しこの動きを歓迎した。違った思惑を持つ両社の動きが販売拡大に繋がるか注目される。

オサムさんとモリゾウくん、トヨタは欲張らないでレクサスだけに絞ったほうがいいかもね。