ゆるゆるニュースウォッチ

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国際報道2017 3月14日 インドネシアの地熱発電に日本の技術力

人口2億5,000万東南アジア最大の経済規模を誇るインドネシア、国内の電化率は未だに88%にとどまっていて慢性的な電力不足が続いている。そこで新たなエネルギー源として地熱発電が注目されている。火山の多いインドネシアは世界第二位の地熱資源国と言われそのすべてを地熱発電に活用すれば発電量は原発およそ30機分に上るとも。

 


スマトラ島北部人口およそ500万人のアチェ州では高まる電力需要に発電所の建設が間に合わず停電が頻発、多くの商店や家庭では自家用の発電機を設置していつ起こるか分からない停電に備える。さらに不安定な電圧のため家電製品の故障も相次ぐ。7年前日本の大手商社住友商事が国営会社が運営するプロジェクトの工事を受注し島の南部の山岳地帯に地熱発電所を建設。敷地には地下から熱を取り出す井戸が7箇所設置され地下2000メートルから蒸気と熱水を吸い上げパイプラインで発電所に送る。発電所の要となるのが日本の電機メーカーが製造したタービン。日本製のタービンは発電効率に優れていて世界のシェアの7割を占め工事の受注にも影響したほど。この発電所の発電能力は22万キロワットでおよそ20万世帯の電力を賄うことができる。
会社では発電所建設に留まらず、開発や運営にも携わるため欧米企業と新会社を設立、スマトラ島中部で試掘を終え工事を開始、再来年10月の運転開始を目指している。今後はインドネシアと並んで地熱資源が豊富な日本でもこの経験が活かせるとしている。天候に左右されない安定した自然エネルギーの開発は日本の技術力により開発が急速に進んでいる。

 

地熱大国=火山大国=地震大国で良い点も悪い点もありますな。地熱資源国第一位はアメリカ、面積が違いすぎるけど。