WBS 2020年1月14日 うどん県の一石二鳥のCO2対策
腰の強さが魅力の讃岐うどん。うどんの消費量日本一を誇る高松市の全国に8店舗を構える人気店さぬき麺業にはある問題が。
それは麺を切り出す際に出る大量のうどんの切れ端の廃棄費用。廃棄される切れ端は年間150トンになり処分に350万円にもなる。このうどんの切れ端を使った新たな取り組みが始まってる。
産業機械メーカーのちよだ製作所
はうどん店から切れ端を集め発電するプロジェクトを進めている。
仕組みは集められた切れ端を破砕機に投入、高速回転する歯で数ミリまでうどんを刻み粉チーズの様になったうどんに水分を含ませ巨大なタンクの中に入れて37度で保温し発酵、これにより発生するメタンガスを発生させタービンを回し発電する。おおよそ40世帯から50世帯分位の発電が可能と言う。
メタンガスを吐き出した後のカスはうどんの材料となる小麦畑の肥料になるため廃棄物は一切出ないと言う。本来水分の多い食品廃棄物は燃やされれるのが前提だが燃やさないことでまず石油が削減でき、更に発電する事でその分のCO2も削減できる。一石二鳥でCO2削減効果をねらう。と。
うどん県故同じ問題を抱える業者が複数、しかも集中していてこその事例ですな。多様な食品廃棄物には難しそう。