ゆるゆるニュースウォッチ

国際、経済のニュースのを中心に感想をゆるゆると書きます。

国際報道2020 1月10日 培養肉 オープンソース細胞農業が食糧危機を救う

世界の肉の消費量は新興国の経済発展もあり年々伸び続けている。2010年代に消費量は3億トンを超えて今後も増え続けると予想されており、将来的には供給量の不足に陥るタンパク質危機が懸念されている。

そんな中注目されているのが代替肉や培養肉と言った人工肉。既にアメリカなどで普及し始めたのが植物由来の代替肉。大豆など植物由来のタンパク質から作られる去年は大手ハンバーガーチェーンが販売に乗り出すなど広がりを見せている。

 一方植物ではなく動物の細胞を培養して作られるのが培養肉。動物から採取した細胞を培養液の中に入れ増やすことで作る。7年前オランダの大学教授が世界で初めて培養肉で作ったハンバーガーの試食会を開催し世界を驚かせた。しかしパティ1枚を作るのにかかった費用はおよそ3,000万円。莫大なコストの原因は細胞の増殖を促す成分を含む血清が非常に高価な為。

そんな中日本のインテグリカルチャー

integriculture.jp

は新たな血清の生産方法を開発、大幅なコストダウンを実現した。その仕組みは3つの異なる臓器の細胞が入った容器をパイプでつなぎ合わせることで臓器同士が血管で繋がれた動物の体内のような環境を再現し、そこで人工的な血清成分の作成に成功した。

そして去年8月には世界で初めて培養フォアグラの生産に成功。

integriculture.jp

創業から僅か4年だった。

スーパーで買えるレベルの商品目標はフォアグラなら2023年、加工肉は25年、ステーキなら27年、最終的な目標は1キロ200円程度を目指している。と。

 

話題はDIYバイオやバイオハッキングへ。日曜大工ならぬ日曜実験室やレンタルラボなど。

自宅で培養肉サークルの紹介も

shojinmeat.com

「自宅で週末に実験」って聞くとマッドサイエンティストを想像してしまいますが、集合知の力は世界を救えるでしょうか。