ゆるゆるニュースウォッチ

国際、経済のニュースのを中心に感想をゆるゆると書きます。

国際報道2020 1月16日 バンコクの渋滞緩和はAIと人の連携プレーで

東アジアの登場国は急激な経済成長の一方で世界的に悪名高い渋滞がますます深刻な問題になっている。移動に時間がかかってイライラするだけでなく無駄に燃料を消費し大気汚染による健康被害等、影響を試算していくとは巨額な経済損失つながっている。

 

世界最悪レベルと言われるバンコクの交通渋滞。空いていれば15分ほどの距離でも渋滞すると1時間以上かかることも。渋滞が起きると交差点に登場するのが交通警察。実はバンコクのおよそ500カ所の交差点では渋滞時に警察官が手動で信号を切り替えている。リモコンのボタンを押すと信号が変わる仕組みで、別の交差点にいる警察官と無線でやりとりしたり道路上に設置されているカメラ映像を見たりして周辺の道路状況を調べ信号を切り替えている。しかし複雑な道路網の全体を把握することができないため渋滞を十分に解消できていないと指摘されている。感と経験に頼るのではなくAIを使って渋滞を解消しようとする取り組みが動き始めている。

タイの大手通信会社AIS

www.ais.co.th

問題解決のため特別チームを立ち上げAIの専門家の協力も得ながら信号を切り替える最適なタイミングを警察官に知らせるアプリを開発している。

その仕組みは自社の携帯電話を利用するドライバーの位置情報を入手することで、どのくらいの車が路上にあるかをリアルタイムで把握し、青信号の長さによって車のスピードや台数がどう変わるのかなど膨大なパターンのデータをAIに学習させデータを蓄積し渋滞を解消するための信号を切り替える最適なタイミングを導き出す。

それを警察官のスマートフォンに導入されたアプリに表示させ警察官がそれに従って信号を切り替える。これによりピーク時にはおよそ25%渋滞を減らせると試算。

AIの精度をさらに高める為日本の大手電子部品メーカー村田製作所

www.murata.com

に協力を求めいる。村田製作所は路上広告のための参考データを取るため路上にカメラを設置し交通量や車の速さを測定しおり、バイクや三輪タクシーなど小型の車両も識別できるためより精度の高い情報を取得できる。

渋滞緩和という身近だが重要な問題をAIと共に解決しようとする具体的な取り組みが進んでいる。と。

 

日本人的にはそんなのわざわざ警察官が切り替えるんじゃなくAI信号機にすればいいじゃん、となるが途上国では交通モラルも違うし突発事態対応のためには警察官が現場を理解した上で利用した方がいい、との事。

ついつい忘れがちになるが「技術に頼るのではなく技術を使う事」が大事と専門家の先生。